本日のできごと。

3度目の接種は、大規模接種会場。

 出かけるときは基本映画館に行くだけ、外食するにしてもたいがいひとりなので、新型コロナウイルスに感染する危険はひとより少ない。数少ない、よその人と接近しやすい機会だった人工透析も、在宅透析に切り替えたことでほぼ懸念はなくなった。
 それでも、明らかに普通の人より重めの基礎疾患がある、と考えられる以上、警戒は怠るわけにはいかない。今月が前回の接種から約半年、無事に接種券が届いたので、出かけてきました。

 念願だった、大規模接種会場です。

 ……こういう特殊な現場に興味が湧いてしまう難儀な性ゆえ、最初の接種のときも出来れば来たかった。しかし当時はかなり予約が難しく、地元で済ませてしまったのです。
 今回は接種券を確保すると、先週の通院ラッシュの時期を外し、直近のきょう以降の予約が可能になる先週月曜、すぐさま予約ページにアクセス、幸いに充分な余裕があったので、さっさと枠を押さえてしまいました。

 そして今朝、まずは電車にて東京駅へ。丸の内南口から出て更に左に進むと、数台のバスが鈴なりで待っている。10分おきに出発するこのバスに乗って、大手町にある大規模接種会場に運ばれる。この辺をしょっちゅうウロウロしている身からすると妙に迂遠なルートを辿っていた気がしましたが、たぶん、皇居沿いの綺麗な風景を見せてから会場に送る、という発想なのではなかろうか。輸送には都バスだけでなく、たぶん稼働率の下がっているはとバスも動員されていて、私は今回、行きははとバスでした。普通よりも少し高い視点から眺める風景はちょっと新鮮。
 会場の手前で下ろされ、そこからは徒歩で移動。門を通ってからが地味に長い。パーティションに沿って順路を進み、受付へ。更に廊下に沿って手順を踏まされるのですが、移動距離がまあまあ長くて、どこにいるのか解らなくなる。途中、エレベーターにて7階に上がり、予診を経てようやく接種。一般的には利き腕ではないほうに打ちますが、私は左腕に透析用のシャントがある。接種箇所はズレてますが、万一にでも影響がないよう、利き腕である右腕にお願いした。
「アルコール消毒しますが、アレルギーはありませんか?」
「毎日やってるので問題ありません」
「ですよね~」
 接種もあっという間に終了。って言うか、あれより長くて太い針をいちどに2本、それを週6回も自分で刺している私には、あんな細い針をちょっと刺すくらいどうってことない。痛みを感じる暇すらありませんでした。
 接種後、待機場所に移って様子見。全員が同じ方向を向いて椅子に座る室内で、モニターには体調に異変を感じたら挙手するように、といった趣旨の注意が出ている。しかし私は、若干だるいな~、程度で問題はなかったため、ただただ本を読んで時間を潰しました。
 特に誰も案内してくれないので、気づけば指示された待機時間を少し過ぎていたので、慌てて退出。接種証明を発行してもらって、無事に手続はすべて終了。
 帰りもバスで東京駅まで直行です……心なしか、行きよりも素っ気ないルートでした。
 東京駅に戻ったのは予約した時間からちょうど1時間後の11時。せっかく東京駅にいるので、構内の東京ラーメンストリートで昼食を摂ってから帰宅しました。

そして歯医者にも行った。

 前回の通院の際、きょうワクチン接種に行くことは歯科医にお話ししてあって、「辛いようなら遅らせてもいい」とは言われていました、が、正直、ちょっと気だるいだけで、発熱の気配も何にもない。これでサボるのは自分のためにならん、と悟り、仮眠のあと出かけてきました。
 今回も治療は、いちばんダメージの激しい割れた歯ではなく、そのうえの歯が中心でした。他のところは薬を塗って、次回以降に持ち越し。
 治療が済んで、エプロンを外しマスクを着けたら、歯科医に質問されました。
「在宅透析って、どういう風にするんですか?」
 どうやら親類に透析患者のかたがいるとかで、医師が興味を持ったそうです。在宅透析に切り替える際、興味のあるひとには宣伝して欲しい、と言われていたので、治療用の椅子に座ったまんま、しばしのあいだ簡単に説明するのでした……生活の質を向上させるのに有効とはいえ、現在のシステムでは未だハードルが高いのも確か。親類のかたは、だいぶ昔から血液透析をされているとかで、だいぶ穿刺が難しくなっているらしい。それだとちょっと厳しいかも、と素直に言うほかないのでした。

久々にグッズが当たったよ。

ARIA the BENEDIZIONE』の半券キャンペーン、当選しました。私のあとから家に戻った母が持ってきた郵便物に混ざってました。
 サイン入り台本……なんかが当たるとはとうてい思えなかったので、当選率の高い場面パネルに応募したのが良かったようです。なんの場面だったか……は秘密。ネットを漁れば解るでしょうけれど。映画のワンシーンそのままではなく、そのシチュエーションを利用しているのが素敵。

午前十時の映画祭12、ラインナップ発表。

 ……今年も『セブン』はなかった! なかったよ!!

 ……まあ、幾つか予想していたものは入っていた。『アポロ13』とか、ジェームズ・ディーン主演作で唯一この映画祭でかけてなかった『理由なき反抗』とか。
《ゴッドファーザー》3部作を、決して評判の良くなかったPART IIIではなく、一昨年に完成した『ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期』にして連続で上映するとか、『無法松の一生』を阪東妻三郎版・三船敏郎版で続けてかける、なんてのも洒落てていい――いいんだけど、やっぱり私としてはそろそろ『セブン』が欲しい。『ファイト・クラブ』がいいんだからそろそろ拾ってくれてもいいでしょうにー。
 まあ、そんなこととは関係なく、来年度もコンプリートを目指すつもりです。再開1年目の今年度より、観る機会のなかった作品が多いのも事実なので。

コメント

  1. […]  2月21日のレポート。 […]

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