だいぶ動けるようになってる……けど。
購入後、あんまし体調が良くなかったり、用事で余裕がなくなって休んだ日が2日ありましたが、いちおうはちゃんと始めております『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』。
これまでのシリーズと世界観が違っていて、また従来にはなかった《激闘》と称した対戦があるお陰で、モチベーションが増したのはいい……が、そのせいで、直後に予定のない時間帯に始めると、想定よりみっちりやってしまう傾向にある。現在は《日課修練》を1日28分に設定しているのですが、これに毎回《激闘》を6分ほど追加すると、まあまあ効きます。
しかし、久々に『Fit Boxing』流のエクササイズをやって感じるのは、前よりも動けるようになっていること――しばらく『リングフィットアドベンチャー』を集中的に行って、部分を鍛えるようにした結果、腹筋の使い方や、パンチを出すときのアクションが良くなったようです。
が、そのせいで、《激闘》の最初のステージで、ちょっとテンポが合わせにくくて困ってます。ややスローテンポになっているせいで、パンチのリズムが合わない。しばしば、ちょっとだけ早くパンチを繰り出してしまう。ミスにはならず、グッドの判定にはしてくれるのですが、現在のステージは、やりこんでいた頃ならほぼ100%ジャストを叩き出せる簡単なコンボばかりなので、なんだかモヤっとします。
しかしこのゲームでいちばんモヤッとするのは、やっぱりインストラクターたちの優しさと、いまのところ彼らが、若干の語調の違いがあるだけで、ほぼおんなじことを喋っていることだったりする。殺伐とした世界においてエクササイズで生き抜く、というちぐはぐさはさておくとしても、もうちょっと台詞をそれぞれのキャラに寄り添ったものにして欲しかった気はする。ぶっちゃけ私は『北斗の拳』のいい読者ではないので、このちぐはぐさも楽しんではいるのですが、果たしてファンはどうなのか。寛容なファンもいるだろうけれど……っていうか、最近はパチンコや妙に可愛くしたヴァージョンも出ていて、それなりに支持されているみたいなので、こんな心配はいまさらなのか?
ともあれ、エクササイズの道標としては充分に使えるので、しばらくこちらをメインで進めるつもり……でも、『リングフィットアドベンチャー』で、部分を鍛える意義や充実感も知ってしまったので、適度に振り分けつつ。オーバーワークにならないように。
……重複があったよ?
一方、『世にも不思議な怪奇ミステリー -意味がわかると怖い世にも奇妙なサイコホラー都市伝説-』は無事、コンプリートしました。決して難しくて時間がかかったわけではなく、簡単すぎるから、ちょっとした時間の空きにちょこちょこ進めていたのですよ。
やっぱり、発想として評価出来るのは、世によく知られた童話を猟奇的にアレンジした序盤の問題と、逆にオリジナルの、容赦のない展開を題材にした終盤の問題くらいで、あとは「どこが怖い?」という程度の問いかけをしているだけで、謎解き感は乏しい。しかも、回答するためのポインタの設定が雑で、てきとーに「ここだろ」と差してもしばしば正解が出てしまったり、意図しなかったところを差した、と判定されて正解になってしまうのがちょっと興醒めです。そんな複雑な作りじゃないんだから、ポインタの設定ぐらい厳密にしてくれ。
しかしこの作品のいちばんの問題は、“まったく同じ内容の問題が存在する”ということだと思う。イラストが違うだけで、問題文がほぼ一緒の問題がふたつ収録されているものが2種類存在している。わざとそうしている理由も見当たらず、いまいち意図が解りません。
想像するに、うっかり同じ問題文でふたりのCG担当者にグラフィックを発注してしまい、無駄にも出来ず、重複やむなしで収録したのではなかろうか。なにせ、同じ問題同士の間隔が可能な限り広く取られてますし、重複した問題が同じように隣り合っているのも、すぐには悟らせないための最大限の工夫だったように映ります。
……まあ、割引価格だったとはいえ1000円もしないソフトですし、概ね楽しめたので、このくらいの失点は大目に見てあげたい。でももし次があるなら、もうちょっと独創的で、タイトル通りに“意味が解ると怖い”シチュエーションを増やしてくれると嬉しい。システム的には面白くなる余地はあると思う。
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