3月5日のレポート。
土曜日の昼、というのは外食にはあまり向きません。なまじ評判のいい店に行くと、たいていどこも混んでます。しかし今日は、ひとつ気になる店があったので、開拓には不向きな日ですが、行ったことのない店に足を運んでみた。
お店は、中央通りから少し入ったところにある北海道ラーメン ひむろ 上野店。以前、有楽町にも《ひむろ》というラーメン店がありました（コロナ禍のあいだに建物自体がなくなってた……）が、どうやら別系列らしい。
並んでいるようなら後日にしようかな、と思っていたのですが、どうやらひとりなら座れそうだったので、食券を購入してすぐさま入店。
店員の印象はいい。カウンター越しに、鍋から火が上がるのを眺められるのもダイナミックで良し。ただひとつ残念なのは、隣の席との間隔が狭い。私は入口の右手、いちばん奥の席に着いたのですが、左のかたの肘と当たりがちで、必死に腕を縮めてました……まあ、ラーメン店ってどうしても狭いテナントに入りがちなので、どうしようもないところでもあるのですが。
注文したのは札幌味玉味噌ラーメン。旭川と称したものもあるのですが、まずは人気があるらしいこちらに、味玉を加えたものを選んでみた。
なかなか美味しい。
スープは強いクセはない、しかしちゃんとコクがあって、好印象。そして見た目以上に食感が多彩です。写真からだと解りにくいと思いますが、チャーシュー、メンマ、ネギにワカメ、そしてその下に隠れるようにしてモヤシが結構入ってる。味噌がちょっとしょっぱめかな、と思いきや、淡泊かつ歯応えのあるモヤシが随所で箸休めになるので、思っている以上に箸が進みます。ほぐしやすいけど適度な弾力と、旨味を添えてくれるチャーシューとの相性もいい。
圧倒的に個性がある、というわけではないけれど、気持ちよく食べられる。そして、またそのうち食べたいな、という気分にさせる、徒歩圏内なら贔屓にしてしまいそうなラーメンでした。実際、たぶんここは今後も選択肢に入れると思います。
……あとは、もーちょっと客席にゆとりがあればなあ。仕方ないのは解ってるけど。
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