11月27日の映画鑑賞のあと、大久保公園へ。
このあいだまで大つけ麺博を行っていた会場で、今度は日本ご当地ラーメン総選挙を実施してます。どこが優勝するか、とかほとんど興味はないんですが、折角のラーメンイベントなので、いちどは行っておかねば気が済まない。
お昼時ですが平日なので、どこのお店もそこまで並んでいないため、選び放題です……ただ、投票方式のためか、各ブースの前に客引きがいて、全店の様子を確かめるのが若干居たたまれなかった……。
当初は、いちばん好きな佐野ラーメン一択のつもりでしたが、事前にあれこれ調べているうちに、福島県の白河ラーメンが気になってきた。いちおう見比べて、最終的に白河ラーメンのブースへ。

火風鼎の白河ラーメン、トッピングはチャーシュー&海苔増量、ワンタン&半熟玉子追加の特製スペシャル。
なにせご当地ラーメンなので、特定の店舗ではなく、組合で出店しているところも多いのですが、白河ラーメンは火風鼎というお店が提供してます。トッピングは、チャーシュー6枚、ワンタン2枚、味付玉子に海苔増量のすべてが投入されて500円という特製スペシャルを選択。
ひとまずスープを啜る。ほんとに何の説明も聞いてないので確信は持てませんが、恐らく実店舗と同様の鶏出汁に醤油を合わせたものだと思います。コクがあって余韻の深い、良い味わい。それでも私の好みは同じ福島でも喜多方のほうなんですが、これは充分に美味しい。
麺は私の好きな中太縮れ麺、しかしけっこう千切れているあたり、こちらも実店舗と同じ手打ちだと思います。バラバラになるくらい、ある意味では完全に揃っていないからこそ、モチモチや弾力強め、軟らかめと、様々な食感が楽しめ、それがインパクトのあるスープを纏ってくる。
なにせトッピングが多いので、早めにそちらにも手をつけます。まずはチャーシュー。薄切りで、脂身よりも肉の旨味と、燻製にしてあるのか少しスモーキーな風味が強い。インパクトの強いスープを纏いつつも存在感があって、食べ応えがあります。味付玉子もしっかりと味はついていますが、スープと方向性が一緒で合わせやすく、かつほどよく黄身の溶け出す固さに仕上げてあるので、スープに円やかなコクを加えます。ちょっと残念だったのは、倍増したわりには海苔の印象が薄いこと――そもそも1/8くらいにカットしたものが通常のようなので、これでもちゃんと増量しているのでしょうけれど、海苔好きとしては残念。
ワンタンは麺と同様、たぶん生地からしっかり手作りなのでしょう、皮の厚みや質感が均一ではありません。しかし、とろりとした食感から適度な弾力まで楽しめ、なおかつ餡は肉の風味にほんのりと脂の甘みも封じてあって、手作りならではの美味しさ。2枚しか入ってないのが残念です。とは言え、イベント用の小さな器では、トッピングであってもこれ以上、盛るのは無理でしょう。実際、縁ギリギリまで喫水線が達していたので、食事スペースまで持ち運ぶのには少々神経を使いましたし。
細部に非常にこだわりを感じる仕込み、でもトータルでは馴染みやすく、変化も多彩で食べやすい。どうしても盛りの少ないイベント用の器では物足りないくらい食が進みます。思わずスープも飲み干してしまいました。昨年のご当地ラーメン総選挙では優勝したそうですが、それも納得。
私は基本的に、こういう投票のあるイベントでは、よっぽど口に合わなかった場合を除いて、食べたお店に投票してくるのですが、今回はまったく迷いなく投票出来ました――もっとも、他のところでは食べていないので、公平な視点で考えたら、投票するか権利を放棄するか、のどちらかしかないんですけど。



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