レンタルDVD鑑賞日記その665。

　今年1月リリースの『呪われた心霊動画ＸＸＸ NEO_03』を鑑賞。AMUMO68からリリースされる怪奇ドキュメンタリーのスタッフが集結しての生配信で起きた怪奇現象を記録した“ビジネスホテル３ 令和”、投稿者の恋人を巡る奇怪な事件“呪いの部屋”、ある学生が友人とともに遭遇した怪奇現象“屋上”、怪談が好きだった男性が、出版のために新たなエピソードを集めるさなかで危険な領域に踏み込んでしまう“イギル●タ”の４篇を収録。
　たぶん私がいま、いちばん素直に楽しみにしてる怪奇ドキュメンタリーがこれ。今回も、あり得ないくらい異常な案件揃いです。まともにやってたらこんなにタマは揃わないよね。
　ただ今回、少々行き過ぎの感が否めない。こちらはなるべく“本物かも”と思わせてくれるような怖さを楽しみたいんですが、ここまで異常事態が積み重なると、不気味さよりも違和感のほうが募ります。全体に、怪奇映像を軸とした怪談っぽさが強いのは好みではあるんですが、あまりに出来すぎた話にしてしまうよりは、映像そのものにリアリティがあるエピソードや、少しだけひねりの効いたエピソードを加えるようにして欲しかった。今回はあまりにエッジが効きすぎ。
　と、煩いことを書きましたが、基本的に楽しんでいるのは確か。特に、どこか繋がりがあるような“呪いの部屋”と“イギル●タ”の組み合わせは見応えがありますし、こういうものこそ継続的に怪奇映像を追い続ける、というスタンスを取る作品ならではの面白さだと思う。