爆笑問題withタイタンシネマライブ#100 at TOHOシネマズ日比谷。

 明けて本日はいよいよシネマライブ2デイズの2日目、記念すべき100です。これも会場の都合なのか、昨日の18時半より更に早い16時開演。なので、家を出る時間は昨日と変わらず、しかし昨日と違い、到着してすぐ本題です。時間的に、そのまんま次の映画を観る余裕もあるのですが、時間的に都合のいい作品に、強いて観たいものがなかったので、今日は一意専心。
 午前中にいつもより短い時間で透析を済ませ、食後に軽く仮眠……時間が少々タイトで、うまく寝付けず、横になって休憩しただけ、という感じになりましたが。
 昨日とは対照的な冷え込みの中、電車を経由して、昨日と同じTOHOシネマズ日比谷へ……あえて別の劇場で観る、ということも考えましたが、チケットが巧く取れるかも微妙でしたし、違う劇場にしてしまうと、当日にそのことを忘れて行動してしまう可能性もなきにしもあらず、なので。
 OP映像は昨日と同じ、タイタンの若手・上海おこめマーケットの杏仁のナレーションによる諸注意。そして、30周年記念の特別オープニング映像……ここまではたぶん昨日と一緒。
 2日目のトップバッターはネコニスズ。一時期、シネマライブに出ないこともあったのに、いつの間にか売れっ子の仲間入りしている。とはいえ、あの外観で第一声が「赤ちゃんです」でいいのか。しかもネタが、赤ちゃんネタで大どんでん返しがやりたい、というもの。面白いけど、もう古い映画とは言え『ユージュアル・サスペクツ』の結末をいきなり明かすのはどうなの。
 2番手は脳みそ夫。前にも聞いた気がする《アラサー武士》。別に古いネタであってもいいんだけど、合コンとか結婚する年齢とか、発想があんまりアップデート出来てなくて、うーん、と思ってしまった。基本設定以外は自由が利くのだから、もっと遊んだり試してみていいと思うんだが。
 続いては早々とゲスト枠、BOOMER&プリンプリン……彼らは本当にゲストなのか、はさておいて。こちらもネタは、何度観たか解らないゴレンジャー。途中の小ネタも概ねいつも通りです。豪華すぎる昨日、今日からの布陣のなかにあっては、むしろ安心感すらある。
 4番手はウエストランド。昨日の爆笑問題と明石家さんま×太田光のあいだ、という悪夢みたいな香盤から一転、ものすご~く気楽そう。ネタ自体も、最近納得のいかないこと、という井口の本筋に乗っかっていく方向、……と見せかけて、今回は河本が仕掛けてくる。まあ考えてるのは基本、相方ではあろうけれど。
 お次はふた組目のゲスト、だいぶ久しぶりという気がするパペットマペット。今回はシンプルにショートコントの連発なんですが、ネタの仕上がりが見事すぎて、いっそ感心してしまう。これはこれで唯一無二です……牛くんとカエルくんだから“唯一”ではないのか?
 続いてもゲスト、ラブレターズ。溜口の異様なキャラが際立つ不動産屋でのひと幕です。もともとコントとしてレベルは高かったのですが、キングオブコントで優勝したことで、いい感じに肩の力が抜けてきた気がします――とはいえネタはしっかり固まってる。大きな展開の使い方が絶妙です。
 お次も久しぶりという印象のあるパックンマックン。こちらは自分たちで5年ぶりと言っていました。タイタンライブが30周年に対してこちらは結成29周年、と挟みつつ、コメンテーターとして活動するパトリック・ハーランとパックンではキャラを使い分けている、というところへ。昔から見ている方としては、そこまで極端に変化している気はしてないんですが、ネタとして昇華されているので問題なし。私はマックンのことを忘れてません。
 お次もまた漫才のゲスト、錦鯉です。雅紀さんの「ペットを飼いたい」という発言と、そのとんちんかんな理解に渡辺が突っ込み続ける。このあとのコーナーで井口も言ってましたが、活動が安定したところから、ネタの方向性が下品になっている気はする。そして今日のネタの終わり方の異様さがやたらとインパクトを残します。
 次はシネマライブとしては珍しい――というか、私は初めてお目にかかる企画コーナー。タイタンの若手ライブでやっているものの出張版、みたいな体裁らしい。ウエストランドがMCとなり、XXCLUBの早乙女零が考案した、『ドラゴン桜』での阿部寛の「バカとブスこそ東大に行け!」という台詞をベースに、前の人が言った「○○こそ」を受けて次の人が的確な「○○へ行け!」で繋げていき、何人続いたか、をAチームとBチームで競う、というゲームを展開。通常はタイタンの若手でやっているようですが、今回は前日と当日にネタを披露した面々だけでなく、最近シネマライブの出番が少ない松尾アトム前派出所や、名前しか聞かない瞬間メタルも参加して実施。微妙な判定が多かったり、あからさまなズルもあったりしましたが、こういう緩さもたまには楽しい。それにしても、瞬間メタルのタケタリーノ山口は、出汁ばっかり売ってないでもうちょっと知識のアップデートをしておくべきだと思う。
 バタバタと企画コーナーが終了して次に登壇したのはナイツ。この人たちは、爆笑問題の用意した場では多少無茶も許されると思ってるのか、ブッ飛んだネタを仕掛けてきがちなのですが、今回は特に酷かった……全国の映画館で上映されてるのにテントを立てるんじゃない! 小学生みたいな発想を熟練の手際でがっちり仕上げてくるんじゃないっ!!
 だいぶ場を荒らされたあとに登場したのは、東京03。持ってきたのは昨年の単独公演『とりあえず謝れず』の冒頭ネタ《謝罪》。職場というシチュエーションで、細かくくすぐりつつも場を固め、最後に畳みかけてくる、という03の本領発揮な趣向。今日はどぎつい漫才が多めなので、ちょっと浮いていた感はありますが、私はとても安心しました。
 続いては千原兄弟――劇場には立ってるのかもしれませんが、私自身は、ネタを見るのは初めてかも知れません。殺害された息子の四十九日の法事に、事件を調査中の刑事が訪ねてくる、という重めのシチュエーション。どう笑いに繋げていくのか、ちょっと緊張を持って眺めていたら――とんでもない急カーブが待ってた。千原ジュニアのピンネタで似たような趣向を見たことがありましたが、これを2人組のコントの嵌め込んで仕上げてる。途中から曖昧になり、ルールが忘れられていくくだりまで含めて面白い。
 お次が最後のゲスト、松村邦洋。爆笑問題とは同期で、なおかつ元々は同じ事務所、ということで、ラジオでも要所要所でゲスト出演している方ですから、ここも当然。お得意の物真似に歴史ネタを絡めた漫談。『豊臣兄弟!』をさっそく採り入れてたり、物真似でも最近の人を細々と新ネタに組み入れてるんですが、必ずしも誰もが解るところを抑えているわけではないので、ウケ方にだいぶムラがある。しかし、この人も本質にはブレがないのが魅力です。
 そして大トリは当然、爆笑問題。基本的には時事ネタ漫才で貫いているおふたりですが、さすがにどちらかはコントにしたりするんじゃないかなー、と思ってたら、普通に両日とも時事漫才でした。これまで銀座の時事通信ホールで行っていたライブで初めての渋谷、という話から、カーリング日本代表に進み、中盤からはぼほぼ選挙のネタ。さすがに2日連続で時事ネタがきつかったのか、或いはゲストが豪華すぎて予め時間が逼迫することを予測していたのか。
 前日はけっきょく明石家さんまと爆問・太田のネタを無理矢理終わらせてましたが、この日は無事に終了……ただし、エンディングトークは僅か3分。まだ残っている出演者が全員登場し、なんだかわちゃわちゃしているうちに終了。

 どうしても時間制限の厳しいライブビューイングスタイルゆえ、というのもあるでしょうが、終盤でバタバタした印象はありましたが、両日ともハイレベルで楽しいライブでした……が、しかし、異様に疲れました。全員がクオリティ高すぎると、観ている側のカロリー消費も大きいようです。BOOMER&プリンプリンの緩さも、あれはあれで必要なのかも知れません。

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