2023年２度目の松江旅行、そして４年振りの松江怪喜宴初日。

　予定通りに作業を昇華することは出来ませんでしたが、まあ仕方ない。仕事は持っていくことにして、今年２度目の松江行き、そして待望の松江怪喜宴に赴くことにしました。
　ただ今回、色々とタイトです。何故かホテルも飛行機もチケットの確保が難しく、押さえられたのもギリギリなら、滞在時間も当日の行動もかなりキツキツになってしまった。旅行透析の枠を確保する余裕もない――もっとも、前にもお世話になった現地のクリニックにあらかじめ打診してみたところ、どうも定期的な利用者がだいぶ枠を埋めてしまっていて、こちらの思惑通りの時間帯を押さえるのが難しいのも解っていた。そのため、出発前に自宅で透析を実施、そして１日おいて、日曜日に帰宅したあとの夜にまた実施して、透析の空白を可能な限り短縮する、という方法を採ることにしましたから、体調面ではひとまず次善策が取れた格好……お陰で今回、観光する余裕はほぼ皆無ですが、それはまあ致し方ない。

　この２週間ほど、母が仕事を休んでいるため、わざわざ早起きする必要がなく、私も朝食のために叩き起こされないので、20分か30分ばかし余計に惰眠を貪りがちでしたが、いちおうは楽しみだったからか、今朝は久々に早めに起床。朝ドラもしっかりリアルタイムで観て、洗顔を済ませると取り急ぎ透析の準備、そして即実施。後片付けを考慮すると１時間半も実施出来ませんでしたが、透析は短時間でもやっておけば体調が違う。
　途中、私にも関係のある来客があったものの、こちらは健康上の都合もあり、１時間20分ばかりきっちりと実施。無事に済ませると、取り急ぎ片付けをして、慌ただしく出発です。
　ＪＲから東京モノレール羽田線に乗り継ぎ羽田空港第１ターミナルへ。あとの流れはいつも通り……ではなく、今回、安くなるタイミングを狙いすぎた結果、いつもと違う買い方をしてしまったため、カウンターを経由せねばならない。チケットを買いに来た人も並んでいるので、ちょっと時間がかかってしまう。まあそれでも、手続きに余裕をもってきていたので、往路でのほぼ恒例になってしまったカレーうどんのお店はほとんど並ばずに済んだ。このくだり、着席しながら書いてますが、お店の前に列出来ちゃってる。ギリギリセーフ。
　履いているのが安全靴だということを忘れてまごつく、という単純ミスもありましたが、どうにか保安検査も通過。ゲート前で作業などしつつ待つ……と言っても、さすがに人がやたら通りかかる場所で出来る作業は限られてるので、ここの記述を書き足すとか、映画感想の宿題を進めるくらいですが。iPhoneでもできるけど、キーボードがあるとないとではスピードが違う。
　しかし、せっかくひとがちゃんと少しずつでも余裕をもって行動してるのに、その余裕をリセットする勢いで飛行機が遅れる。14時10分の予定が15分になり、ついで40分に変更……この時点で、もう最初のイベントに遅刻する可能性大になってしまった。まあ、そもそも今日は気候が不安定で、出雲のほうで昼頃の天候がだいぶ荒れていたようですから致し方ない。遅れの原因は使用機の到着遅延でした。
　飛行機の座席は窓側、しかし景色は微妙。悪天候で雲が多いのもさることながら、翼がほぼ真横なのだ。ほとんどなにも見えぬ。しかも、西日本に入ったあたりから、飛行高度も雲に近く、ガスで覆われてました。そんなに飛行機に乗ったこともありませんが、ここまで雲だらけなのは初めてだ。
　出雲縁結び空港に着いたのはけっきょく15時55分。当初の予定から45分遅れ。もう、飛行機を押さえたときに見込んでいた現地でのゆとりはほぼない。で、そういうときにチェックインで謎のトラブルにまごついたり、ふたたびの雷雲で一気に道が暗くなり、本日のイベント・松江怪談談義８の会場である興雲閣までのルートが皆目見当つかない、という具合に翻弄され、結局開演ギリギリの到着になるのでした。とりあえず怒りに任せていちど抗議したら、帰りはきちんと松江城内の照明を点してくれたので、言った甲斐はあったようです……それでもやっぱり帰り道が解らず、なおかつ足許も危ういので、係員の方の手を煩わせる羽目になってしまった。会場はいい雰囲気なので、もし引き続き使用するのであれば改善してくれると嬉しい。そうでなくても、松江城周辺、お濠端にしても照明が少なく、かつ足許がけっこう危険なところが多いので、観光での地域振興を目指すなら、或いはこういう夜間のイベント展開を考えているのなら、安全対策が必要だと思う。あ、トークの内容は素晴らしかったです。興味深く刺激的。
　何だかんだで宿に帰りついたのは20時45分。それから併設のコンビニで夕食と夜食を購入して、何やかやでこの行を書いているのは22時25分……とりあえず、今日は温泉は諦める。そして、このあとは優先しなきゃ行けない作業があるので、松江怪談談義の詳細は後日アップします。ていうか俺は起きてられるのか。飛行機の中ではとうてい眠れなかったので、もうけっこう限界だよおい。