『SAW3』監督:ダーレン・リン・バウズマン/主演:トビン・ベル/配給:Asmik Ace

 今週は懸案の本を1冊片付けることを条件にしながら果たせなかったため平日の映画鑑賞はなしになりましたが、しかし週末だけはやっぱり欠かせない。まして今日は! 今日だけは!!

 きのうのうちにチケットは確保しておいたので、ゆったりと六本木入り。そうして鑑賞したのは、もはやこの時期恒例のお楽しみとなりつつある、シチュエーション・スリラー・シリーズの第3作SAW3』(Asmik Ace・配給)。何せ旧2作の出来が良かっただけに、楽しみにしつつも不安も抱いていたのですが――何ということでしょう、前2作で描かれた出来事に物語を上乗せして、更なる衝撃を演出している。残酷描写も凄まじくなっていますが、その練り込まれた意欲的な作りのほうに戦慄を覚えます。受け身で観ていると理解しきれず厭な余韻だけが残るかも知れませんが、表現を解釈したりしながら積極的に観るほどに味わいの深まる傑作。これだけでも楽しめるとは思いますが、やはり前2作をきちんと予習したうえで鑑賞するのがいちばんいいでしょう。詳しい感想は、「斗貴子さんの『臓物(はらわた)をぶち撒けろ!』という声が頭のなかで響いてました。」からどうぞ。今回は旧作のネタバレをしないように工夫したためいつも以上にしんどい思いをしました――でもまるっきり避けきった気はしないので、今夜(というか早朝)地上波初放送されるらしい第1作を鑑賞予定の方はとりあえずご覧になりませぬよう。そして出来れば『2』ぐらい観てからご確認ください。

 観賞後は近くのラーメン屋でチャーシューメンを食す。豚骨スープは美味しい、歯応えのある麺にちょっとスープが絡みにくいのが私の好みとは違いましたが概ね上出来だったのですが――如何せん、自宅近所にあまりにも質の高い肉屋が一軒あって、そこのチャーシューに慣れた舌にはパサパサした食感がどうにも気になるのでした。まあ、次の機会には別のメニューで試してみよう、と思うくらいには美味しかったので良し。

 その後、秋葉原に立ち寄るも買いたかったものは見つからず、注文だけして帰宅しました。このあと列記するお買い物はbk1から届いたものです。

 にしても今月、なんかやたら痛い映画ばっかり観ている気がします。視覚的にも精神的にも。

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