『懺・さよなら絶望先生』第11話 眼鏡子の家/閉門ノススメ/学者アゲアシトリの見た着物

 みんな色眼鏡をかけている、の『眼鏡子の家』、何故かみんな家から出ることを禁じられている『閉門ノススメ』、自発的な揚げ足は取ったら負けかも知れません、な『学者アゲアシトリの見た着物』の3篇。

 今回は真ん中に前後篇の話が入ってきてます。が、久々に単行本で読んだ覚えのない話で、いったいどーいうネタなのかもこの段階でははっきりと解りません。題名や小森霧の台詞からなんとなーく想像は出来ますが。とりあえず久々にひどいお嬢様っぷりを発揮している倫がナイス。

 やっぱり演出面で派手な冒険はしていないこのシリーズですが、細部ではけっこう無茶をしでかしている。今回の場合はトリの、揚げ足取りの話終盤のパートです。原作では2ページ見開きで描いているところを、対象のまわりを回るカメラで徹底的に凝って表現している。少なくとも力の匙加減はよく解っている感じです。

 ……それにしても、3本目なんかは本来サービス回になって然るべきところだと思うんですが、ぜんぜん機能していないのがこのシリーズらしいとも言えるかも。

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