『Dr.HOUSE Season2』第5話 嘘つき親子

 先週、いちおうリアルタイムで鑑賞したんですが、肝心の謎解きの部分をちゃんと観ていなかったため、あとで確かめてから感想を書こう、と思っていたらずるずると一週間経ってしまいました。というわけで遅ればせながら。

 大学の卒業パーティで黒人の青年カーネルが突如痙攣を起こして昏倒した。複数の医師が看ても原因は特定できず、ハウス医師の元に運び込まれる。麻薬を使っていたのか、或いは遺伝性の疾患か。様々な可能性を疑うたびに、カーネルとその父親が互いについていた嘘が発覚していく……

 途中までまったく病因が解らない、というのはいつものことですが、その大きな原因のひとつが判明したとき、久々にちょっとしたショックを味わいました。まさか医療ドラマであの機械見るとは思わなかったわー。

 病因は解き明かし、手も尽くされますが、けっきょく助けることは出来ない。けれど、その代わりに親子の絆が却って強く印象づけられる話です。最後のやり取りが、どうしようもなく切ない。

 このエピソード、患者親子の嘘を巡る話に絡めて、ハウス医師自身の家庭環境についても描いていますが、こちらはとりあえずハウス医師の心の闇を仄めかしただけ、という感じ。むしろ、シーズン2になって少し距離を置いていたキャメロンが、ハウスの結構人間的な部分に触れて、改めて惹かれているような描写こそ胆かも知れません。

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