初スティーヴ・マックイーン。[午前十時の映画祭(43)]

 毎週恒例の、午前十時の映画祭詣でです。今週は《青の50本》から。

 作品は、スティーヴ・マックイーン主演、頭脳的な銀行強盗犯と保険調査員の危険なロマンスを描いた華麗なる賭け』(日本ユナイテッド・アーティスツ配給)

 見出しにも書いたとおり、実はスティーヴ・マックイーン初体験です。ケヴィン・コスナーに与えた影響の大きさや、出演作の方向性を思うと、もっと早く観ていても不思議ではなかったのですが、機を逸して今までずるずると。……ただ、どーせ初めて観るなら『大脱走』とかのほうが良かった気はします。雰囲気の出し方は素晴らしいんですが、本篇はいまひとつ動きがないのがなー。冒頭の犯行やスタイリッシュな映像、フェイ・ダナウェイの佇まいは魅力的でしたが、中盤は緊張感に欠いていて、いまひとつの印象。それでも結末の、洒落ていると同時に苦みのある余韻は見事でした。

 鑑賞後は毎度のことながらうどん屋へ。今回は夏の新メニューを試してみました……そこで冷たいのを選ばないのは、私の趣味です。汗を掻いてでも熱い方を食べる。

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