レンタルDVD鑑賞日記その384。

  • 『深夜の告白』

 私にとって絶対に観ておかねばならなかった作品のひとつをよーやく鑑賞。『情婦』のビリー・ワイルダー監督&脚本、そしてハードボイルドの巨匠レイモンド・チャンドラーがハリウッドで初めて脚本を手懸けた、倒叙型サスペンス。美女に誘われて、保険金殺人の片棒を担ぐことになった男。しかし、保険外交員である男の友人が、着実に真相に迫っていく……。

 チャンドラーにとってハリウッドでの活動は不本意なものに終わった、とよく聞くのでどんなものなのかしら、と思ってましたが、けっこう良作。今の眼で観るとシンプルですが、きちんと練られたプロットと味わいのある人物描写で、皮肉な余韻も忘れがたい。いいお点前でした。

 ちなみに、発売元を記載しなかったのは、借りたのがどこのものなのか本当に解らないからです。盤面を眺めても書いてないし……廉価版を出すのはいいんですが、せめてどこが出してるのかぐらい解りやすく記載しておいてほしい。

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