東京、練馬でジェントルなLive Vol.2 at 練馬文化センター 大ホール。

練馬文化センター1階怨嗟ランスに掲示されたチラシ ――仮眠で寝過ごすミスを犯しました。

 目覚ましは仕掛けていたのに、寝不足が嵩んでいたのか、まったく目覚めず。母が気づいて声をかけてくれたときには既に開場時間でした。

 しかしやってしまったことは仕方ない。序盤は諦める覚悟で出かけてきました。

 幸い、電車の連携はスムーズで、初めて利用した路線でしたが開演後20分くらいで到着。既にネタ2本目が終わるところでしたが、都合1時間半は楽しめた。

 この公演は、“frolic a holic”などでコラボも多い東京03Gentle Forest Jazz Bandとの共同公演です。とは言え、ついこの間単独公演が終わったばかりの03なので、新ネタをやるはずもない。私が到着したときは“シャイ”というネタをやってましたし、そのあとのネタ2本もみな昔の公演でお披露目済みのネタです。しかし、テレビみたいに尺が限られている場では観られない、アドリブやハプニングも取り込む面白さを味わえるのはライブならでは。“巨匠の憂鬱”はオチで新たな趣向を加える一方、完全なるハプニングによって想定外の笑いも生まれてましたし、ネタとしてはトリに用いたのはテレビ尺では確実に演じる機会のない、オークラ脚本による長篇ネタ“海の見えた家で”も、こうして再演が観られるだけでも貴重……と解っているから、チケットも買ったわけで、見逃した部分があるのはやっぱり口惜しい。

 コント、GFJBの演奏、コント、というかたちでリレーしていくのですか、GFJBも演奏は基本的に楽しくコミカル。格好いい演奏のなかに、フロントに出てきたトランペットとトロンボーンが、ミュートを使った音で言い争いを始めたり、と小ネタを挟んで笑いも誘う。失礼ながらまだCDなど購入してないので、演奏していた曲のタイトルとかがまったく解らないんですか、それでも充分楽しめました。

 ネタが(恐らく)4本披露され、GFJBの演奏が終わると、東京03も登壇。せっかく共演する機会が多く、いずれ一緒に営業に回ることもあるかも知れないから、合同の営業ネタを作ろう、という話に。ベースは実際に東京03が営業の際、角田さんの特技であるギターを用いてやっているネタで、それの歌部分をGFJBにやってもらおう、というもの。もちろんこれをステージにかける段階で仕込み済みなのでしょうが、思いのほか完成度が高かった。人数が多い分、仕掛けの幅が広がるので、ホントに営業に使うかも知れない。

 最後に、先週まで行われていた東京03単独公演の終盤、第7世代のコント師と共演した追加公演にて披露した角田さん作曲の歌がけっこう評判が良かったそうで、せっかくだからこれをビッグバンドアレンジにして、共演した3組の若手に贈りたい、と角田さんが言い出した。

 ……そんなにいい曲だったっけ? 空気階段の鈴木もぐらの、ろくでもないエピソードを前提にしていた、すごく言い訳っぽい曲じゃなかった?

 と思ってたら、どうやら私がライブビューイングで観た回とは歌詞の内容が違ってたらしい。ご丁寧にもステージ脇に歌詞を掲げてくれたお陰で納得いきました。

 既に昼の公演でアレンジしたものは確かにいい曲――なんですが、しかし角田さん、これがしっくり来てないとか言い出す。まさに私の聴いた、空気階段参加の回で披露した歌詞に合わせて、もっとムードのあるアレンジがいい、という要望を出してきた。ホントにせよネタにせよ失礼ですが、しかしこちらも要望通り、しっとりとしたアレンジで披露。ダメ人間のプライドを保つために言い訳の場を認めてください、という反省の乏しい曲がメロウなバラードになりました。共演した芸人たちに本当に贈る、と仰言ってましたが、ダウンロードでいいので売ってくれないだろうか。

 19時を少し回った頃合に公演は終了。顧みると、序盤けっこう色々見逃してたっぽいのですが、でも充分面白かった。全ネタ書き下ろしの単独公演もいいけれど、こういう企画的趣向で再演する過去の傑作もまた一興。

 今回は1日限りの企画故、オリジナルグッズはありませんから、物販を利用するつもりはありませんでした。が、東京03NHKでやっているラジオ番組のコント部分だけ収めたCDにクリアファイルの特典をつけて販売していたので、これだけ購入。GFJBのCDは……また別の機会に。

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