さっき通った橋が落とされました。

 本日の映画鑑賞は豊洲です。いつもよりちょっとだけ早く起床して、バイクにてゆったりと現地入り……緊急事態宣言の影響なのでしょう、大型の輸送車が多く、一般車は走ってても妙に不慣れ。お陰でやや神経を遣います。
 今年2度目の訪問となるユナイテッド・シネマ豊洲で鑑賞したのは、昨年の第1作に続いて、4DXの効果を加えたヴァージョンでの公開、たった一度の砲撃によって混乱に陥る日本社会の脆さを、シリーズならではの観点で抉った機動警察パトレイバー 2 the Movie 4DX2D』(BANDAI NAMCO Arts Inc.配給)。全作は公開に気づくのが遅くて、入場者特典のクリアファイルはおろか、パンフレットさえも買い損なってしまいました(通販にてのちに確保)、今回は封切直後なのでさすがに両方ともちゃんと押さえたぞ、と。
 オリジナル公開後に観た……ような記憶はあるんだけど、もしかしたら勘違いかも知れない。竹中直人演じる荒川のイメージはあるんだけど、それ以外の印象が皆無でしたから。もしかしたら当時の私には響かなかったのかも。
 ただそれも当然で、一種の思考実験めいた作り。こんな刺激を与えたとき、日本社会はどのような反応をするのか? というシミュレーションを、『機動警察パトレイバー』という世界観のなかで実施している。それに、ただの公務員である後藤隊長らがどのように対峙していくのか、というのも、いまの私には興味深いんですが、たぶん当時はあんましピンと来なかった。今回、実質的な主役は、課長代理に昇進した南雲しのぶで、彼女の過去もまた背景に絡んでくるのですが、その辺もたぶんあんまし若い世代が解りやすいものでもない。
 前作に続いて4DXを採り入れたわけですが、率直に言えば、前作以上にあんましメリットを感じなかった。むろん、自動車や戦闘機、レイバーの振動を疑似体験できるのは、それはそれで楽しいんですが、その醍醐味が感じられるほど激しい場面が少ない。季節は冬、見せ場で雪が降ってくるのですが、そのたんびに装置が「ブシュッ」と音を立てるのも気になってしまった。
 本篇の公開前に、前作の4DX効果を省いたものが上映されてたので、もしかしたらあるかも知れない劇場版第3作の4DX公開時に本篇も4DX効果抜きでかかるかも知れません。個人的には、そっちで観てもいいんでは……と思いましたが、しかし部分的であっても臨場感は確かにあるので、愛好家ならばやっぱし4DXでいちど体感しておくべきかも。

 このあいだ豊洲に来たときは母とふたりだったため、行列が出来ていたど・みそには立ち寄らず、別の店で食事を済ませている。今月末から改装のため2ヶ月の休業に入るそうなので、どーしても今日はここで食べておきたかった。
 きょうもちょっと列は出来ていましたが、ひとりなので、待つのは苦ではない。5人くらいの家族連れに続いて入店し、いつも通り特みそこってりらーめんをじっくりと堪能したのでした。
 さすがに今月中にもういっかい豊洲を訪れることはまずないはずなので、次にここのらーめんが楽しめるのは3ヶ月後くらい……まあ、本店の場所は把握してますし、西新井にも支店があるので、その気になれば食べられることは食べられるんですが。

 来るときに通ってきた勝鬨橋は、映画本篇の中で破壊されてたので、今日はいつもと違うルートで帰りました……いや、そもそも、豊洲からの帰りに勝鬨橋はあんまり使わないんですけどね。

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