『西遊記』 第一回

 キャスティングが宜しいので、とりあえず観てみることにした2006年版『西遊記』第一回。

 月9のドラマとは思えぬ、全年齢対象正統派娯楽活劇になってます。さすがに老子は戯けすぎだろとか三蔵・沙悟浄猪八戒の悟空への対応がちょっと場当たり的、とか微妙な点はありますが、冒頭にアクションを置き、いちばん新しい仲間である悟空が受け入れられるまでを描く、という定石通りの展開も良し。

 画面に大陸的な拡がりがもーひとつ足りないとか、内村らの動きのキレはいいけどアクション演出として見ると派手さも合理性ももうちょっと欲しい、とか問題点はありますが、いま連続ドラマでこれをやる心意気がまず素敵なので良しとしましょう。充分楽しかったし、深津三蔵は予想以上に綺麗でしたし。

 しかしいちばんよかったのはエンディングテーマ。MONKEY MAJIKという冗談みたいなグループによる楽曲『AROUND THE WORLD』が採用されてますが、日本人には耳馴染みの旧『西遊記』テーマ以上に大陸的な雰囲気が出てます。

コメント

  1. 冬野 より:

    西遊記は元々の日テレ版も冗談みたいな展開ばかりだったので、今回りカトリ悟空のオーバーアクションもそんなに違和感なく、こんなものさと楽しめるところでしたな。ドラマ仕立てのコントとして楽しみました(´ー`)

  2. tuckf より:

    旧作のほうはうろ覚えですが、実際そんな感じでいいのだと思います。こーいう楽しさも必要。
    しかし、書き忘れてましたが、これは月9でやるよりは8時台ぐらいに流して、もうちょっと子供に見やすくしても良かったような気が。

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