『地獄少女』第十五話 島の女

 ちょっとだけ昼寝、のつもりが寝過ごしてしまいました。録画予約しておいて良かった……のだろうか。視聴を止める口実を自分から失くしている気が……。

 まあそれはともかく、今回は平家ゆかりの島が舞台。閉鎖的な村社会にあって、自分を育てた叔母に島の外の男との交際を反対された三奈という娘が、閻魔あいに復讐を依頼する。柴田はつぐみが目にしたヴィジョンを介して、三奈を巡る因縁を追う……

 つぐみさん、柴田さんはスランプじゃなくてもともとへっぽこ記者なんですよー。取材がうまくいかなくても不思議はないんですよー。……というのはさておき、今回もやっぱりかなり駄目。動機の設定が異様だし、島の閉塞性を描き出したいのか常軌を逸した背景を描きたかったのかまったく焦点が絞りきれていない。

 いやそれ以前にこの話、地獄少女という文脈で語る意味があったのか? そもそも依頼するきっかけ自体が怨みとしてかなり安易であり、最終的な“契約”に至る経緯も、地獄少女を必要とする展開ではなかったような。相変わらず取り巻き三人は何の意味も為していないし、終始何が言いたいのかさっぱり解らなかった。

 けっきょく今回もまた、捻りのつもりで構築したプロットが完璧に照準を外しただけの話でした。ユーモアのつもりで鏤めた要素がことごとく空振りしているのもどうしたものやら……もう、ネタとして割り切らなきゃ目も当てられない。予告編の輪入道の口振りも前回に増して横柄だし。

コメント

  1. 冬野 より:

    どこぞを見ていると、あのヘッポコなフリー記者に感情移入している人もいるようなので、世の中は広いと感じます(;´ー`)

  2. たかゆ より:

    なんと。世の中広いっすねー。
    あのフリー記者は記者である前に親として娘の心配をすべきだと思うのですが、ネタアニメだと思って笑って見てます。(^^;

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