レンタルDVD鑑賞日記その314。

 この手の映像作品について、私がこんなことを書くのは――少なくとも人目に留まるところではそんなになかったはずですが、これについては断言したい。こいつはクソです。

 別にメインとなる映像がフェイクであっても、題材が面白いとかリアリティがあると感じられれば私は評価する、嘘に付き合うぐらいのことはします(実際、ここの感想でもフェイクと承知していてそこには言及してません)が、メインの映像もそれを扱うスタッフのパートもどちらもレベルが低すぎて、付き合う気になれない。

 何せいちばん最初の“ダルマ女”と題されたパートからして、肝心の映像がトリック見え見え、しかも人間の構造を無視した動きをしているのでリアリティもへったくれもない。ネクロフィリアや脱法ハーブなど、注目点は決して悪くないのに、こういう状況でどういう行動を取るのが自然か、どういうふうに撮られていればリアリティが演出出来るか、というのをまったく考慮していないので観ていて醒めるったらありません。たぶん、映画専門学校に通っている生徒のほうがよほどまともなものを撮れるはず。

 今後も“暗黒映像”を追い続ける、とか言っていますが、やめておいたほうが無難だと思います。……あまりにも酷い出来なので、次はどんな悲惨なことになるのか、という興味が若干湧かないでもないので、万一次巻がリリースされたら私は観てしまうかも知れませんが、他人様にはお薦めしません。レンタルであってもフリスビーにしたくなる危険があります。

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