アカデミー・シネマフェスティバルin丸の内→アカデミー賞受賞作上映会

 夕方からは某氏もお誘いして丸の内へ。第78回アカデミー賞の授賞式に合わせて、WOWOWが中心となって開催している『アカデミー・シネマフェスティバルin丸の内』のイベントのひとつである、『あなたが選ぶ、アカデミー賞受賞作上映会』に当選したのです。

 ちょっと早めに現地入りして、ハリウッド映画の衣裳の展示も眺めてきました。『グラディエーター』で皇帝役のホアキン・フェニックスが着ていたものをはじめ、『ラスト・サムライ』『ターミネーター2』『スパイダーマン』など有名どころから、なんでこの作品のなかから敢えてこれを? と首を傾げるようなものまで多数陳列されている。たとえば『クイルズ』におけるジェフリー・ラッシュの衣裳では、襤褸であることを強調するために意図的にこさえたと思しい鉤裂きの様子まで確認できたので、マイナーなものが多くともけっこう見応えはあります。

 時間が余ってしまったので東京駅を挟む格好に位置するふたつの丸善をてきとーに冷やかしたのち、会場である丸ビルホールへ。映画専用の設備ではないため、音響はやや籠もっていますし椅子の座り心地はいまいちでしたが、まあ贅沢は申しますまい。

 鑑賞した作品は、今回の企画にて第10位に選ばれた、第二次世界大戦ナチスによる弾圧下のイタリアを舞台にしたユーモアと愛に溢れた傑作ライフ・イズ・ビューティフル。もう評価は定着した作品なので言わずもがなでしょうが、やっぱり傑作でした。前半のユーモアたっぷりの描写がそのまま後半の感動的なドラマを醸成するための下地となっており、構成からして見事。ユダヤ人虐殺をテーマにしながら沈鬱さがなく、ひたすら勇気づけられるという点からも稀有な作品でした。そんなに書くこともありませんが、もうちょっと詳しい感想を後日、このへんにアップしておきます。

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