録画が溜まっているので空いている時間を利用してちまちま消化しております。
現金強奪事件の犯人がひとり暮らしの老人・牧のぶ代(緋田康人)の家に押し入った。再度潜入する危険を考えて、銭形泪(黒川芽以)と五代刑事(山下真司)はのぶ代宅の前で張り込みを行う。のぶ代の金の亡者ぶりにきりきり舞いさせられるふたりだったが、やがて事件は思わぬ展開を……
男性がばあさんをやると幾らでもコメディにし放題ですな。曲者・緋田康人の弾けっぷりが凄まじい一話です。
仕掛けとしても、大袈裟ではない分決まっていて、謎解きとしてもなかなか見られる出来になっています。まあ、冷静に考えれば一目瞭然の話ですし、泪が指摘した以外にも幾らでも物証は取れる杜撰な代物ですが、この作品の尺と軽さにはちょうどいい。相変わらず、女子高生が刑事をやっている必然性が感じられない――どころか警視正クラスの人間が直々に張り込みをするなんてことがあり得るのか、と首を傾げたくもなりますが、もうそんなことは言うだけ野暮というものでしょう。面白かったので良し。
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