鑑賞報告

 もう少し間隔を置こう、と思っていたのに、これの次に来る作品をうっかり月額レンタルのウイッシュリストのちょっと上位に入れていたところ、あっさり借りることが出来てしまったため、慌てて鑑賞。1983年製作、7年振りにしてシリーズで唯一イーストウッド自身がメガフォンを取った第4作です。

 1作目を除いたら、個人的には一番好きな作品かも。犯人像や被害者を巡る人間関係の重み、それが生み出す予測不能の展開もさることながら、老けたとはいえすっかり渋みを増したハリー・キャラハン刑事のまあ格好いいこと。序盤、強盗に対して放つあの名台詞と、クライマックスでの登場のクールさは尋常ではありません。続けて観ると、ソンドラ・ロックの厚遇ぶりが行き過ぎている印象があるのが難ですが、まあ大したことではない。

 次は『タイトロープ』……だんだん残り少なくなってきたのがちょっと寂しく思えてきた。

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