ネオ・ヴェネツィア名物の祭レデントーレまでもうじき。だが、灯里は最近、アイからメールの返事が届かなくなって心配している。そんな矢先、灯里たち三人にアリシアたち先輩勢は、修行の一環としてレデントーレの屋形船を用意するよう命じる。準備に追われながら、灯里は招待客に敢えてアイを加えることに……
……作画レベルが更に底を下げた。なんだこの酷え絵は。前シリーズの最終回より酷え。ああならないために調整するという学習がぜんっぜん出来てなかったのか……まあ、実際に今シリーズの最終回は来週なので、そっちで持ち直していればまだいいんですけど。いやでも、最後二話ぐらいにいいところを持ってくるぐらいの気概がなきゃ2クールなんかやらんで欲しいんですけど。どっちにしてもスタッフ全員海に突き落としたくなるほどの作画状態がひたすら腹立たしい1話でした。省力化は許すがそれならせめて一枚一枚のレベルは確保しろよ。
そして相変わらずこの脚本家の方は下手だと思う。アイへのメール文面というかたちで正当化されていた灯里のナレーションを安易に使って、そうでなくても作画クオリティの低下で悪化している全体の印象を更に下げている。このレデントーレの話は原作にもあるのですが、人物の配置とキャラクターの登場順が実に絶妙だったのに、尺に追われたせいか大半がぐちゃぐちゃになっていた。グランマが現れたときのアリスの反応をなんでカットしたんだ。まともに残してるのは藍華とアルの新婚夫婦みたいな会話ぐらいじゃないか。全体的にも深みのない雑な作りで、素人が原作とアニメ独自の設定を無理矢理継ぎ合わせて書いたような印象。
結論としては、なんか既成の素材を使って専門学校の生徒がでっち上げたような出来でした。……ああ、最終回間際でこんな酷いの見せられるとは思わなかった。別の意味で涙腺が緩みそうになったわ。とりあえず、もうこれ以下はないだろうと信じて最終回を待とう……しくしく、この忙しい時期に一挙にテンション下がっちまったよぅ……。
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