『武装錬金』第２話　ホムンクルスの正体

　錬金の戦士となる道を選んだカズキは、斗貴子から彼女達の戦う相手についての説明を受ける。敵は、核金と同じ原理から生み出された人造の生命――ホムンクルスを悪用する者。ふたりが出逢ったその場所で話をしているまさにその時、敵がふたりを襲う。

　相変わらず通常シーンの作画に少々微妙なところがありますが、話の構成とテンションの高さは見事に維持してます。緩急のコントロールも巧く、緊張と笑いが交差していて飽きるタイミングがありません。

　それにしても動いている斗貴子さんは可愛い。その格好で無防備に階段を先に登り、カズキを動揺させるあたりをちゃんと描いているのが好感触です。別に媚びを売っていないのに可愛い、というのをちゃんと見せられるのは、原作を踏まえているとはいえ、娯楽として優秀な証拠です。

　願わくば、終盤にもーちょっと盛り上がりが欲しかったところですが、トータルでは文句なし。原作の魅力であった友人連もいい味出てるしー。