『Dr.コトー診療所2006』第1話

 あれから3年。剛洋(富岡涼)は無事名門中学に合格、彩佳(柴咲コウ)は脳卒中で倒れた母のためにも理学療法士の資格を得るために東京に渡る。しかし、彼女が帰途に就いた船のなかで、久々に逢った村長が事故のために呼吸困難に陥る。彩佳は漁協まで駆けつけたコトー(吉岡秀隆)から無線で指示を受けながら、懸命の治療に臨む……

 第1回から大幅に波乱含みの展開です。原作自体がそうですが、ほんとーに事件の尽きない島だ。ちゃんと原作での出来事をきっちり踏まえ、ドラマシリーズ独自の展開とミックスしたうえで話を転がしているので、先がまったく見えません。

 既に1シリーズを通してきたことで、充分に練られたキャラクターが存分に動いており、些細な仕種に光るものがあり、相変わらず島の自然を織り交ぜた映像も美しい。特に今回はいきなり、前シリーズではお座なりにされていた感のある、コトーと彩佳の関係を揺さぶるような流れもあって、期待が高まります。

 余談ですが、このシリーズ、エンディングテロップにおける中島みゆきの主題歌発売元の表記がずーっと微妙に間違っていたのですが、3年目にしてやっと直りました。ようやく肩の荷が下りた感じ。

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