異様な力を発揮して、ひとたび妖夷を退けた竜導。だが、そのまま彼は妖夷に追われていた母子もろとも囚われてしまう。竜導を捕らえた奉行所は、竜導の備える力を見込んで、彼を妖夷退治のための組織・奇士に加わるよう命じる――
題名から期待していたほど正統派な妖怪ものではなく、言霊信仰を下敷きにした単なる化物アクションという趣です。前半はちょっとだれすぎている、という気がしましたが、漢神という力が本格的に描かれるクライマックスはそれなりに見応えがありました。ただ、それまでの流れと、肝心の妖夷のデザインにあまり面白みがないのが欠点という気が。主人公の年齢とか、妙に華に乏しいのは気にならないのですが、話そのものに派手さも華もないのが問題ではなかろーか。
とりあえず、趣向自体は嫌いではないので、もーちょっと付き合ってはみます。しばらくしたら才人・折笠富美子も出演するよーですしぃ。
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