相変わらずラグナレクにつけ狙われ、“戦略的撤退”を繰り返す兼一。あるとき、喧嘩を仕掛けてきた相手に刃物を向けられ、それだけで身が竦んでしまった兼一を見かねて、唯一兼一に対して何の指導もしていなかった香坂しぐれが遂に動いた。
……酷い。『MUSASHI -GUN道-』なみに酷い。師匠にあてられた豪華な声優陣がとことん勿体なくなるぐらいに酷い。暈かした誤魔化しが誤魔化しにならないアクション、枚数を減らしても見られるレベルにならない止め絵、台詞の呼吸の悪さ。とうとう主役が喋っている場面で口パクすら省略された箇所がある有様ですよ。今回は作画クオリティの恢復ポイントもなく、ほぼ見所なし。あーあ。
話のほうはまたしても原作のエピソード2種類の融合。そうして尺が延びすぎるのを避けているのはいいとしても、まだ整理が行き届かず散漫とした印象を与えてます。しかも肝心のラグナレクまわりのキャラクターが動かず、そちらの話が進まないので、実は原作ファンほど間延びしている印象を受けるという、あまり具合の良くない脚色の仕方。前回ぐらいまではそれでも話だけは気楽に観ていられたのですが……こっちも厭な予感がしてきました。
が、次回予告を見た感じ、少なくともこれに採りあげられる場面があるくらいには何箇所か作画の質が恢復するような気配ですので、ちょっとだけ期待しておきましょう。……つうても梁山泊周辺だけで、武田や浮田などラグナレクの皆様は軽視されているっぽいが。
コメント
遂に後半途中から観るのをやめてしまいました。そうですか、来週はマシになりますか……期待したいと思います。かしこ。
まあ、途中で切られても仕方のない有様だとは思います。ちなみに来週がマシそう、というのはあくまで予告編で使われていた絵からの判断ですので、いちばんマシな絵をすべて投入していてあとは全部崩壊、という可能性もなきにしもあらず。