『天保異聞 妖奇士』説十一 日光怪道

 竜導と小笠原は将軍の東照宮詣に先駆けて、日光街道の妖夷退治に赴いた。ほうぼうに蔓延る妖夷たちと闘いながら旅するふたりだが、敵討ちの途上にある小笠原の旧友と遭遇したり、殺生石なるものを巡って鳥居耀蔵の配下が暗躍していたりと、不穏な気配もまた漂っている。そんなふたりを追って、宰蔵とアトルも旅路に就く……

 色んな出来事が一気に起きすぎて、作業の傍らだと何がなんだか把握しきれませんでした。いつの間にか竜導がすっかり超人ヒーロー化していたり、初登場時と比べてアトルがやけに女の子っぽくなっていたり、先の事件を経て宰蔵まで少しか弱くなっていたりと急な変化があちこちにあるのも妙に落ち着かない。後者は、中心人物たちの華のなさを補うためという気はしますが、もーちょっと整頓してくれー。

 次回も予告だけではどういう話の流れになるのか予測はつきません、がなんで宰蔵が漫画涙を流しながら歩いているのかは気になる。……いかん、おれ、簡単に罠にかかってないか?

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