『僕の歩く道』第二話

 輝明(草なぎ剛)がテンジクネズミを逃がしてしまった一件は、動物園の関係者とのあいだに溝を作る結果となる。彼の面倒を見させられている三浦(田中圭)の態度は冷淡になり、任される仕事も少なくなってしまった。それでも輝明は母・里江(長山藍子)の言葉に従い、懸命に通い続ける。

 およそお約束通りの筋書き。でも間違ってません。『Dr.コトー診療所』にしてもそうですが、こういう押さえるべきところを押さえているドラマは観ていて嬉しい。相変わらず草なぎの自閉症の演技にはもーちょっと踏み込んだものが欲しいところですが、周囲との関係性と変化はリアルでいい。

 しかし、記憶力を活かして云々は、自閉症の特色を考えるとけっこう難しいはずなのですが――って、予告編を見る限りではそれもちゃんと織り込み済みの展開のようなので、ある意味安心していられます。既に私は落としどころを気にしはじめている。

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