『史上最強の弟子 ケンイチ』第十撃 走れケンイチ!ボクサーの弱点

 新耳袋トークライブ参加のため見ていなかった先週放送分をやっとこ鑑賞しました。結局直前だった……

 ラグナレクが兼一を追っている。ボクシングの使い手である武田一基に対抗するため、兼一は身を隠しつつも美羽を相手に組み手をこなしたりと修行に余念がない……わけではなく、相変わらず美羽との微妙な距離感に悶絶する日々。そんななか、日頃兼一をいじめていた同級生ふたりを、武田たちが兼一の親友と勘違いして人質に取る。逡巡しながらも、しかし兼一は信念に従い、誘いに乗った――!

 ……嗚呼、やっぱり神作画*1は先週だけでした。しかしいちどまともな状態を見せられると、あの程度は出来るのだ、という期待が生じて切れなくなる。戦略としては間違ってないが……それなら全体の水準を底上げしてくれと。

 まあ最悪のときよりはまだまともなのですが、なまじいい状態を目にしていたぶん見劣りは著しい。演出のテンポも悪くなっているし、本当にもうどうしたら。

 但しそのぶん、キャラクターが気を吐いてます。原作ではその後登場機会の多い武田一基が、兼一と同水準の実力であるぶん、対等の存在感を示していい感じ。戦闘シーンでも、作画枚数も質も低めですが今回のなかではかなり高い水準を保って魅せてくれました。重要なところで力を発揮できるぶん、まだましというものです。

 しかし本編より注目すべきは、やっと完成したOPかも知れません。使い回しの映像ばっかりだった従来から一転、兼一の修行の様子や師匠連の強さをきっちり盛り込んだ見応えのある出来になってます。……なんでいまさら。

*1:アニメ版『ケンイチ』基準。

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