『史上最強の弟子 ケンイチ』第十一撃 裏切りの拳 武田の悲しき過去

 兼一と武田の熱戦は続く。兼一はふと、彼ほどの実力がありながら何故ボクシングを辞めたのか訊ねる。武田の口から語られたのは、親友を助けるために駆けつけながら、最後に裏切られるという悲しい過去であった。友人でもないのに、人質となったふたりのために駆けつけたことを嘲笑う武田に、兼一はだが後悔していないと言い切る――

 前回といい今回といい、回想長すぎ。程良く手を抜くのはシリーズを支えていくために許容するにしても、あからさますぎるのは問題ありすぎです。何せ放送のわずか1時間前に見終わったばかりなので、余計に鬱陶しかった。

 で、そこまでして手を抜いても全体のレベルは低め。前回同様アクション部分や、美羽の一部は綺麗に描けていましたが、しかし手を抜いた分量を思うともっと底上げしてくれなきゃ駄目でしょうー。前回同様に武田が終始いい味を出していただけに勿体なくて仕方ありません。クライマックスの兼一の頑張りだって、細かく演出すれば印象が強くなっただろうに。

 次回予告を見る限り、次はまた少し作画が恢復しているっぽい。少なくとも予告の尺を埋められるくらいには見られる作画が揃っているようなので、いちおうは期待しておきましょう――なんか変なスリルを楽しみはじめてるな私。

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