急遽、ひだまり荘の表札を作ることになったゆのたち。宮子の部屋にまつわる奇妙な噂とか、露出狂の先生のこととか、あれこれ語りながら完成させたあとは、夏恒例のお楽しみ、お祭りへ――
ああ、やっぱり時間が遡行してます。前回では既にゆのたちのお手製になっていた表札を今回作ってます。今のところ意図が解りませんが、こういう構成は面白い。
相変わらずの『ぱにぽにだっしゅ!』ラインの演出。実写を織り込み、作画枚数を絞ってクオリティを確保しつつ、カメラワークのお遊びで楽しませる。しかし、キャラクターそれぞれの色合いは淡くて雰囲気があるのですが、今回はちと眩しすぎ。前半で多用された、単色・被写体ゼロの画面もあまり際立った意味が無く、妙な明るさを強調するだけ。若干目が疲れました。
その代わり、話の構成は絶妙でした。何気ないエピソードの積み重ねが、最終的にひとつのネタになるように考えられている。作りすぎた動きも、クライマックスにはきちんと活きてきてます。的を外したシュール・コメディとして膨らませていった『ぱにぽにだっしゅ!』の手法を、骨のあるほのぼのコメディに利用して成功させている。
この作品、私はけっこう評価します。若干眩しいのと部分的に行き過ぎているのが気になりますが、実際それ以外はまったく問題ない。とりあえず最後まで視聴しましょう。
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