けっきょくリアルタイムで観てもうた……しんどかった。
自動書記実験で現れた、あまりに不気味な死者からのメッセージに、調査に訪れた面々のあいだに動揺が走る。ナルまでもがいつになく神経質になっていた。翌朝になると、自動書記を担当した霊能力者が行方をくらましていたことが判明する。逃げたのか、闇のものに取り込まれたのか……警戒を緩めず、だが麻衣たちは調査を続ける。
長めのエピソードであるせいか、あまり派手な波のない回。前半・後半でそれぞれ失踪者が出ますが、全般に淡々とした流れになっています。ショッキングな描写は前回ほどふんだんではないし、作画もやや安定を欠いている印象。但し、そうしたあっさりとした展開のあと、次回に繋ぐところで用いられたシーンは、それまでが淡々としているだけにかなり衝撃的。原作を丁寧に押さえているだけではあるのでしょうが、憎いまでに構成が巧みです。
ただそれでも、中盤でちょっと引き気味の絵になりキャラクターの腰から上が映る状態になると途端にバランスが崩れる傾向は何とかして欲しかった。アップがよく描けている分、その辺の粗が余計に目についてしまうんだよなあ。端整であるが故の悩みです。
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