『天保異聞 妖奇士』説二十一 星夜に果つ

 新潟奉行が、商人たちの違法な取引を監視しているなか、異国の者から持ち込まれたと思しい“異形”が、いつしか江戸市中にて、若く美しい娘達を獣のように浅ましい行動に走らせる奇怪な出来事を齎した。

 ああああますます宰蔵が壊れていく……。やっぱりフラグが立ちまくってますがどうする気なんでしょうこのスタッフ。いや、可愛いからいいんだけどさっ。

 話のほうは、またしても新たな勢力の登場でいよいよ混沌の度を増してます。今まであまり過去の明瞭にならなかった江戸元閥に関わりのある者たちのようで、とりあえずその導入という意図からなのか、珍しく事件自体は1話完結。引っ張るようなアイディアではない代わりにわかりやすかったので、ネタとしてもちょっと効いてました。無駄骨だったねえ、宰蔵。

 で次週はまたしても新章、久々に巫女姿の宰蔵大放出になる、ということよりも“帰ってこないヨッパライ”というタイトルセンスに悶絶しました。きさま俺と同世代かっ?! いや、もっと吃驚したのは、てっきり先行作『BLOOD+』と同様に1年だと思っていたのが、来月同じ枠でスタートの新作予告が流れはじめたことで……えー。なんか半端なところで終わることになるのかー?

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