危ない人に見つかる映画2本立て。

 本日は映画のハシゴです。当初は久々にけっこう遠くの映画館まで出かけるつもりでいましたが、主に懐具合と相談して、TOHOシネマズ西新井へ。

 1本目は、デンゼル・ワシントン主演、裏切り者となった元CIA職員を巡る追跡劇をスリリングに描くデンジャラス・ラン』(東宝東和配給)

 個人的にはよく出来たアクション・サスペンスだと思うんですが、きっと期待外れに感じる人も少なくないんだろうなー、という気が。なぜか、をあんまり詳しくは説明出来ないんですが、本篇はとりあえず予告篇のイメージとかを忘れて鑑賞するのがいちばんいいのかも。私は題材も、その処理の仕方も優秀な、現代的なアクション映画だと思います。なかなか。

 小一時間ほどうだうだしたあとの2本目は、『ボラット』でその名を知らしめたサシャ・バロン・コーエン最新作、最悪の独裁者がニューヨークで繰り広げるドタバタを毒まみれで描くディクテーター 身元不明でニューヨーク』(Paramount Japan配給)

 実はサシャ・バロン・コーエン作品初鑑賞。これが特殊なのかも知れませんが、英語やアメリカの文化に多少知識がないとついていけない感じ。ヘリコプターでのひと幕なんか、一拍遅れてニヤニヤしてしまいます。しかし終始、下ネタに見せかけて毒だらけの笑いが仕掛けられていて、一筋縄で行きません。何より逸品なのはラストの演説です。キャラクターや世界観を崩さずに繰り出す皮肉の何とも痛烈なこと。結果的に、先に観た『デンジャラス・ラン』と重なり合うところがある、というのも不思議なところ。個人的にはもっと普遍的に伝わるものがあれば、と思ってしまうのですが、なるほど注目されるのも頷けるアブナイ名品。

 予定を変えたため、当初観るつもりでいたものがまた先送りになってます。調べてみると、ハシゴするのに都合のいい時間割が後日に見つかったので、今週はもう1回ぐらい2本立てにするかも……状況次第ですが。そしてまた宿題が増えていく〜。

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