『悪魔のいけにえ』監督・脚本・製作・音楽:トビー・フーパー/配給&DVD発売元:Dex Entertainment トークイベント付上映

 これは昨晩のその後の話。

 夕食を摂ったあと、電車にて渋谷へ。先月訪れたばかりのシアターN渋谷にて、悪魔のいけにえ』(Dex Entertainment・配給)のDVD復刻発売に合わせて開催されていたレイトショー上映の、トークイベント付の回を鑑賞するためにやって来たのです。

 集合時間である21時5分より20分ほど早めに着いて、まず整理券だけ確保して、階下にあるアニメイトで軽く買い物。……色々と溜まってるんですわ本当に。時間になって劇場に戻ると、私が確保した時点では定員の半分ぐらいの数字だったのに、結構な人の入になってました。

 21時20分にイベント開始。登壇したのは、滝本竜彦氏と海猫沢めろん氏。……正直なんでこのふたりなんだろう、と思っていたのですが、案の定というか、とても緩い内容のトークイベントでした。何せふたりとも決して詳しいわけではなく、事前に関係する作品のビデオを泥縄式に鑑賞して、その時の模様と感想をプリントにまとめて配布する、なんてことをやっていて、あり合わせでやっている雰囲気が。あからさまにてきとーに喋っている感じが、それはそれで楽しかったんですが。観客もほとんど、お二人のそういうキャラクターを承知で来ているような印象でしたから、あれはあれでいいのでしょう、たぶん。

 イベントのあと、本編の上映。これだけの歴史的作品なので1回ぐらいは観てたんじゃないかなー、と思っていたのですが、まったく記憶を刺激されなかったところをみると初めてだったらしい。まあ、昔はホラーもスプラッタも駄目だったのですから*1、当然といえば当然。洗練度ではリメイクやその他の追随作品のほうが上を行っていても、やはり原点の光芒は凄まじいものがある、と実感しました。劇場で観ておいて良かった。……座席の構成の問題で、前の人の頭が終始邪魔だったのが残念でしたけど。詳しい感想は、「車椅子の扱いには注意しましょう。」からどうぞ。

 最後にひとつ余談。イベントの終わりに、登壇者ふたりが今後の予定を聞かれていました。滝本氏の「何にもありません」はおいとくとして、海猫沢氏の予定には笑いました。清涼院流水氏の小説に、写真だけ登場するそうです。ホスト役で。似合いすぎや。

*1:笑うところではない。

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