『エル・カザド』第6話 恋する男

 道中で旧知の男・ミゲルと再会したナディ。マリアッチとして活動するミゲルは過去に、まだ純情だったナディを騙して金を巻き上げている。借りた金を返したい、と呼び出されて、不審を抱きながらもナディは出かけてしまう……

 あーとうとう出て来たよマリアッチが。演奏している姿にいまいち臨場感がない、折角の珍しい男性ゲストなのに過去にも現在にもいまいち説得力がない、など問題が多々ありますが、まあ頑張っているのは解るので許そう。

 それにしてもこの作品、作画の質が終始安定しているので、眺めていて安心していられるのが何よりも売りかも知れません。実際のところは決して動きは多くありませんし、表情のヴァリエーションにも乏しいのですが、活かすべきところは弁えている。ラストシーンはなかなか印象的でした――感情的な伏線が張ってあればもっと良かったんですけど。

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