3年振りのカラシビ味噌らー麺・つけ麺 鬼金棒 神田本店で、地味にやらかす。

 ラーメンのレポートは基本、ネタがない日のストックに回すようにしているので、しばしば訪問日からアップまでに間が空いてしまいます。今回のは、今月5日のレポート。

 この日は、3年振りにカラシビ味噌らー麺・つけ麺 鬼金棒 神田本店を訪れました。
 実は前の訪問以来、なんども立ち寄ろうとしたのです。しかしその都度、店の前の行列にたじろいで通り過ぎてしまっていた。その気があれば並ぶのも厭わないんだけど、あんまり待ちが長いのも辛い。特に私は、食事が昼食時からズレるとどんどん調子を乱していくので、なるたけスムーズに食べられる方が有り難い。
 しかしこの日は、数人程度なら並ぶ、という覚悟を予め決めていた。また、実はこのお店、かつてはラーメンのみ提供の本店と、つけ麺専門の別店舗が並んでいたのですが、確か昨年、緊急事態宣言を境に両方でらー麺・つけ麺いずれも取り扱うかたちに変更、現在は券売機も統一して、実質1店舗として運営している。そのぶん、運用できる座席数が増えているはずで、恐らく待機客が1桁くらいならそれほど入店に時間はかからない、と踏んでいた。
 案の定、前に6人ほどいたお客はすぐに入店、ほどなく私も着席出来ました。というわけで久々のカラシビ体験です。

カラシビ味噌らー麺・つけ麺 鬼金棒 神田本店のカラシビ味噌つけ麺、並盛・もやしトッピング。

 前回はらー麺を選択しましたが、今回はつけ麺をチョイス。カラシビ味噌つけ麺、加減が調整出来るカラシビはいずれも普通、トッピングとして炒めモヤシを購入しました。
 ……が、実は、モヤシのトッピングは買う必要がなかった。ここのつけ麺は、同料金で麺の量が3段階から選択出来る。つけ麺好きだけど健啖家からは程遠い私は、当然のようにいちばん少ない並盛にした。しかし、並盛はもやしのトッピングを無料で頼めるらしい……気がついたときにはチケットを買ってしまっていた。さすがにトッピング2倍は多すぎるので、普通のトッピングに留めてもらいました。いつになるか解らんが、次に来るときは気をつけよう……。
 メニュー名に“カラシビ”とつけるだけあって、ここはスープを啜ると一口めから辛い、そして痺れがついてくる。このインパクトが先行して、スープや具材の味がすぐに伝わらないのは欠点なんですが、食べ続けていると次第にコクや風味を確かに感じる。なかなかクセになります。
 麺はつけ麺では定番の太麺。もっちりとしてしっかりと小麦の風味があって、安定した美味しさ。
 つけ麺は麺の量が多いゆえ、食べるときに身構えてしまいますが、一方で、つけ汁に浸す量を調整することで味を制御出来る。なので、実はこのお店ではつけ麺の方が食べやすいかも知れない。実際、辛い辛い、と言いつつも、ときどき軽く浸すことで、辛味を抑えられますから、らー麺よりも箸が進む。
 また今回、トッピングにモヤシを選んだのは正解でした。モヤシは歯応えを添えつつも、食べたあとの印象が軽いので、避けがたい麺の重さを緩和してくれる。麺と一緒に啜るも良し、ときどきモヤシだけつけ汁に浸しても美味しい。つけ麺を食べるのは遅い方で、いつも心苦しい思いをしながら座っている私ですが、きょうは比較的早めだった気がするのも、たぶんもやしの効果。
 これもつけ麺の定番、スープ割りも用意されていたようですが、あいにく私はらー麺のスープを飲みすぎると良くない身体。しかも現在、ちょっと胃が弱っているので、これ以上辛いものを胃に注ぐわけにはいかない……そもそもそんな状態でカラシビに挑むなよ俺。ともあれ、後ろ髪引かれつつも、麺とモヤシ、だいたいの具を食べきったところで辞去しました。

 これまでは行列を目にするたび引き返して、訪ねる機会を逸していた店ですが、今回の印象だと、列が十数人くらいなら、それほどの待ち時間にならない、という印象を受けた。今後はもうちょっと折に触れ様子を見に来てもいいかも知れません。
 ……でも身体のコンディションを整えたほうがいいと思う。きょうは大丈夫だったけど、胃が弱っているときはやっぱりパンチが強すぎだ。

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