妖魔で埋め尽くされた街に呼び出された、“銀眼の魔女”のナンバー2からナンバー5の4名。叛逆した自らを討伐するために寄越された彼女たちに、テレサは正対する……
これまでは狩人と獣の戦い、という趣がそれでも強かったのですが、“銀眼の魔女”でも最強クラス5名の戦いは、双方知恵があるだけにやっぱり迫力が違う。あまりに虚心に組織の理屈を呑みこみすぎた若き天才・プリシラの存在も効いています。既にその理想と現実との違いを理解しているテレサが対峙しているからこそ、ただのアクションでは出し得ない深みが演出されてます。クレイモアたちを演じる声優陣が妙に贅沢であるのも注目。
が、すっかり過去編に話が落ち着きかかっているのがちょっと気になります。現在に戻ると、このトップに属する“魔女”たちが重要な役割を果たすわけで、疎かに出来ないのも事実なのですけど……クレアがあんまり現在とイメージが違いすぎて、忘れそうですよあなた。
ところでこのアニメのOP、イントロとコーナーは神憑りなのに、肝心の歌が凡庸すぎて困ります。いまどきヴィジュアル系の歌唱技術だけでやられてもなあ。
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