これが普通の週末です。

 まだ木・金の報告が片づいてませんが、リアルタイムの記事を優先しましょう。

 とりあえず、3日連続の映画鑑賞になりますが、本日はあくまでいつも通りの行動という位置づけ。そういうことにしておく。当初は昨日と同じ六本木に向かうつもりだったのですが、そうなるとTOHOシネマズ3日連続にもなってしまうし、他にも色々と都合のいいことがあったので、本日は銀座界隈で観ることに。ざっと作品をチェックして、現地入りして鑑賞を決めたのは、オーストラリアでカルト的人気を誇った小説を、『ブロークバック・マウンテン』のヒース・レジャーと『プロヴァンスの贈り物』のアビー・コーニッシュ主演で映像化した、美しくも痛々しい愛の物語キャンディ』(WISEPOLICY・配給)。本当に、ヒース・レジャー主演であること、かなりシリアスな恋愛物であること、といったアウトラインに、1回観た予告編ぐらいしか予備知識がなかったので、期待も何もあったもんじゃないのですが、これが非常に良かった。展望もない生活の破滅を容赦なく描きながら、ちゃんと愛しあう感情と、それでも状況を改善できないもどかしさを切々と感じさせる。“天国”“地上”“地獄”と分けて、表現的にもどんどんと転落していく暮らしぶりをきちんと克明に追っていく容赦のなさ、けれど表現をうまく対比させることによって、終盤では完全に派手さを失っているのに、余韻は嫋々として美しい。本当に期待も何もしていなかっただけに、歓喜したくなるくらいの収穫でした。如何せん派手さはないので万人にお薦めするのは躊躇われますが、間違いなく傑作。

 鑑賞後はまず近くの劇場にて、試写会で鑑賞した映画のプログラムを購入し、それから電車にて秋葉原に移動してちょろっとお買い物。昨日・おとといとかなり派手に動き回った疲れで足許も覚束なかったので、程ほどにして帰宅しました。……明日はさすがに大人しくしてます。

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