冬も本格化してきた。寒さを楽しんだあまり、空は覿面に風邪を引いてしまう。でも彼女はやって来た猫に餌を提供することを忘れない……賞味期限切れの。猫たちは空の厚意には感謝しつつ、お願いだから食べられるものを出して欲しいと思うのだった……
ミケさんたちが健気ですが、しかし賞味期限ってイコール傷み始めというわけではないので、野良暮らしをしている猫にはあんまり問題ではないはず。それ以前に駄目なら普通に見向きもしません。人の顔色まで窺わねえよ。
いちおうメインは風邪の日の空の過ごし方……なわけですが、この駄目な過ごし方、解るなー。蛍光灯のデザインとか天井の染みとかが顔に見えるのもよくある話……なんですが最後にとんでもないオチがついて感動。ゴモスさん怖いよー。
シリーズを通して観ているぶんには楽しいエピソードであるのは間違いないのですが、ただ少し猫視点での遊び方が行きすぎている気がします。いちおう繋がりは出来ていますが、ふたつの価値観が混ざってしまったせいで軸がぶれている傾向は否めず。私は好きですけどね。
そして今回もまた意味不明ネタ“谷”が『BAMBOO BLADE』と微妙にリンクしている感覚があって妙な気分になる私なのでした。
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