時間がずれたために久々にリアルタイムで鑑賞できました。上に引き続きワンセグでの鑑賞でしたがテレビ東京の電波は比較にならないくらい安定してるよ！
珠姫の怪我もどうやら癒え、鞘子も意味不明の離脱から復帰し、室江高剣道部は本格的に再始動した。珠姫が最後の診察に赴くなか、部員達は総当たり戦で実力を量るが、このメンバーだとどうしても１本取ることの出来ない都は落ちこむ。一方、診察を終えた珠姫は偶然コジローの先輩・石橋と遭遇し、成り行きで家まで送ってもらうことに。道中、石橋はかねてからコジローに語っていたこと――珠姫はいちど負けた方がいい、という持論を口にするが、珠姫にはよく解らないようだった……
オリジナルと言い条、ちゃんと原作の台詞やモチーフを鏤めた上で、決して個性をはみ出さない範囲で構築している職人仕事が素敵です。とりわけ、原作では一度きりの登場だった剣道具店の店主が再登場して、都が密かにしていた彼女らしい行動を匂わせたり、と実に気が利いている。
しかし最も感心したのは、タイトルにも使われていたモチーフの絶妙な利用の仕方です。原作通りのタイミングで使わないと思っていたら、まさかこういうタイミングで提示するとは。オリジナルキャラの絡め方も絶妙で、やっぱり某アニメとは格が違う。ていうか久々に「ふざけんなぁぁ」を見て爽快感を覚えたり。
作画面ではややへたっている部分もありますが、しかしトータルでの仕上がりに文句なし。ちゃんと原作のイメージを押さえたうえで膨らませた話作りを披露してくれただけでも、昨晩のダメージを引きずっていた私にはとても安らぎになりました。一個だけ引っ掛かっていた部分はちゃんと自ら突っこんでくれたし。
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