高校1年、甲子園予選決勝、朝。その瞬間までを淡々と描く、伝説のエピソードです。何せ再放送で何度も観ているため、あくまで保存を目的に録画をしており、毎回は観ていないのですが、こればっかりは、と本日はリアルタイムで鑑賞しておりました。
枠が長期で確保されていて、かつ明確に「ここ」と目標が定められているからこそ出来る、間を存分に設けた演出に、その後を承知しつつも快感さえ覚えていたり。Bパート、人物を出さずにひたすら背景を追うだけで、見えざる場所で起きている悪夢を予感させる。そして原田と達也の「試合が終わってからでいいのか」「ああ」直後に始まるBGMだけですべてを察知させてしまう筆運び。そしていちばん重い場面は次回へ引く。凄いなー。これ、本放送当時に原作を知らず観ていた人はどー感じたのやら。
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