今週は精神衛生を保つべく、ひたすら身辺雑事の整理と映画絡みの宿題消化に努めると決めているのです。そんなわけで本日も映画鑑賞へ。今日はバイクにて、西新井のTOHOシネマズへ。
鑑賞したのは――原作も映画版もそんな熱心に観た訳ではないのに、主演・監督・脚本に自分好みの名前が並んでいたというだけで敢えて観る気になった、映画版『DEATH NOTE』のスピンオフ作品『L change the WorLd』(Warner Bros.・配給)。中田秀夫監督も脚本の小林弘利も決して精緻なミステリを作るタイプではないので、『DEATH NOTE』のように知的な駆け引きはあまり期待できない、と思っていた通り、その意味では物足りないものの、名探偵と頭脳派の悪役が対決する構図の迫力はかなり表現できていましたし、死を前に一種悟りの境地にある人物の心的変遷を巧く説得力充分に描いていて、オリジナルをちゃんと観ていなくとも楽しめました。何より、松山ケンイチの演技と“L”というキャラクターの嵌りぶりが堪能できたので満足。……しかし、鑑賞前にプログラムを買ったのですが、900円という価格にちょっとくらっと来ました。いや、デザイン的にも高くなるのは解るんですが……。
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