ハシゴ……は無理だった。

 先月辺りからずっと、「この2本は観るならハシゴ」と考え、なるべく都合のいい場所と時間とを調べておいた作品があったのですが、なかなか余裕が出来ず先延ばしにしているうちに上映回数が減ってしまい、もうハシゴは無理かなー、と半ば諦めていました。が、一昨日ぐらいにふと思い出して調べてみると、西新井の劇場にて、1日1回の上映となってしまったものの、ハシゴをするのに極めて好都合な時間割になっていた。しかも、今週は金曜封切りの作品があるため、金曜日でスケジュールが書き換えになるため、このハシゴが可能なのは木曜、つまり本日まで。

 出来ればハシゴがしたい、と念じていたのですが、しかし今週は作業が全般に遅れ加減で、締切までだいぶ日があるとはいえ、あまり延び延びにしてしまうとあとが辛く、そう考えるとハシゴは難しい――でもどっちも観たかった作品なので、せめて1本ぐらい押さえておきたい。というわけで、半ば意地で映画鑑賞へ。西新井へはバイクで行くのがいちばん好都合ながら、陽気が不安定なのも悩みどころだったりして。

 で鑑賞したのは、死期を間近に控えた女性の回想を、その娘達の姿と織り交ぜつつ描いた、大物女優多数競演による文芸作品いつか眠りにつく前に』(Showgate・配給)。正直、期待していたほど女優達のインパクトはなく(名演ではありましたが)、むしろある男性俳優のほうがよっぽど強い存在感を醸し出していたり、輻輳する現在と過去との表現の仕方に違和感を覚えたりと、なんか細かいところで引っかかりを覚えたものの、映像的な美しさや俳優達の演技、何より脚本の完成度が高く、傑作とは言えませんが、観ていて沁みるいい映画でした。

 その気になったらハシゴするつもりでいたのですが、意外と気力を吸い取られてしまったので、鑑賞後すぐに帰宅。夕食を摂るとすぐにドラマが始まってしまったので、何だかんだとブログ用の記事を書き始めるのが遅くなってしまいました。

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