『俗・さよなら絶望先生』第11話 黒い十二人の絶望少女/今月今夜この月が僕の涙で曇りますように

 昭和八十二年、役立たずの名探偵・糸色望は久々の依頼を受けて、とある村落へ。ある教師と、彼の養女達十二人を巡る遺産争いを契機とする連続殺人を捜査することになったのだが……

 ……ちょっと泣いていいですか。プロローグとOPだけで本気でお腹いっぱいになりそうでしたよ……某氏の日記で書いていたので知ってはいたが本当に市川版金田一のパロディで来やがった……しかしサブタイトルは金田一作品に着手する遥か以前の作品なのはなにゆえ。単純にパロディとして異常に完成度が高いのに、近年の若いオタがより反応しやすい鍵ネタとかが盛り込まれているせいでうまく誤魔化されてます。

 だがパロディとか何とかいう以前に、実は作画のクオリティもプロットの出来も異様にいい。雑ではありますがミステリネタとしてそれなりに整っていますし、市川演出を意識した作風がちゃんとシリーズの雰囲気に合っている。ネタの投げだしっぷりが海猫沢めろんみたいだなーと一瞬思いましたが。

 七夕ネタのほうは、まあいつも通り。一部で話題になっていた短冊も確認しましたが、放置していたのでやっぱり他意はないのでしょう。あんなところで他意があったらむしろ驚くわ。

コメント

  1. myoga より:

    短冊のアレは僕も最初勘違いしましたが、某三姉妹の出てくるアニメのことじゃないですよ。
    http://wiki.kumetan.net/index.php?%E4%BF%97%E3%83%BB%E7%AC%AC11%E8%A9%B1%E3%80%8E%E9%BB%92%E3%81%84%E5%8D%81%E4%BA%8C%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%B5%B6%E6%9C%9B%E5%B0%91%E5%A5%B3%2F%E3%81%BB%E3%81%8B%E3%80%8F
    なにぶん原作の最初期にあった話なので、元ネタをすっかり忘れておりました。

  2. tuckf より:

    や、知ってます知ってます。某所で情報を知って、そのあと鉄腕DASHでタイミングよく本人が登場したためちゃんと把握しました。
    しかしあえて原作通りにしたのはそれを逃げ道に……いやいやいや。

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