昨晩、当初は主演以外設定も他の登場人物もジャンルもまったく異なるという企画もの『週刊真木よう子』というのを観るつもりで予約を仕掛けてあったのですが、ホラー大好き人間としてはこっちも気になったので、迷った挙句に録画予約、作業しつつ鑑賞しておりました。
……『東京伝説』系だった……。
テレビでやるこの手のホラーは中途半端な超常現象を扱ったものが多いので侮っていたら、最初のエピソードで度胆を抜かれました。とはいえ、いったん傾向が解ってしまえばだいたい出だしでどんな話か察しがつくものがほとんどでしたし、『東京伝説』の系譜と考えると少し単純すぎる。狂言廻しとして登場する谷村美月を見舞う出来事なんか、オチが解っていたので鳥肌以前の話でした。
しかし、こういう悪意や油断を映像というかなり直接的な手法で描いていること自体が案外珍しく、また演出や表現上の細かな趣向も気が利いているので、思っていたよりずっとよく出来てました。谷村美月の最後の表情が特に秀逸。深夜にひとりで観てると、……意外と、来ます。
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