『絶対可憐チルドレン』11th sense.「露天風呂!湯けむりに光る目」

 ちゃんと放送中に観ていたのですが、映画感想にやたら凝ったり、先に少し作業を進めよう、とかやっているうちにドラマが始まってしまいました。そんなわけで、遅めながらアップ。

 局長の提案でいきなり慰安旅行に出かけることになったB.A.B.E.L.の面々。温泉でのお約束にはしゃぎ回る薫たちだったが、その周囲に奇妙な出来事が起きる……

 お約束の温泉エピソード……なんですが、他のエピソードがそうであるように、今回も無茶や不自然が山積。これまでの話で準レギュラーだった面子ばかり突然引っ張り出して“B.A.B.E.L.の慰安旅行”を標榜するのが不自然なら、たくさんいるはずのその他大勢の中からひとりだけ選び出して誘われなかった不平を口にさせるのも、そのあとの流れも不自然。たぶんシリーズ構成上の理由なのでしょうが、子供向けだからって適当にしすぎている印象です。なんかどんどん局長がただの愚か者に見えてくる。

 ただまあ、この面子での温泉話と宴会、というギャグ展開のみに絞って見れば、それなりには楽しめます。薫のオヤジっぷりとか、何か妙な具合になっている犯人たちとか。そう思ってEDを見ると、やっぱりシリーズ構成の人が書いていない回だったりする。……明らかにシリーズのための伏線と思しき描写の不自然さからして、どうも全体に感じる違和感、稚拙さはやっぱりシリーズ構成の方に原因がある気がしてきました……この回数をこなしながら作画は安定しているし、演出のテンポもだんだん改善されてきているので、決して嫌いではないんですけど、このままでは作劇面での充実はもう望めないかも。

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