昨晩のうちに作業が一段落したので、午前中に各種用足しへ――行くはずが、様々な事情で難しい成り行きに。いちばん痛いのは、各地で被害をもたらしている局所的豪雨でした。お陰で天気予報は一日ずーっと雨と出ていて、最近の行きつけである西新井の劇場まで、慣れたバイクではなく電車で行かねばならない。そうするとついでに済ませるはずだった用足しが、非常に面倒なことになる。いやそもそもそれ以前の問題もあったわけだが。
だいぶ悩んだ挙句、でも映画ぐらいは観ておこうと、初期に一回試しただけの電車経由での移動にて西新井へ。……まあ、バイクとそんなに変わらない時間で着いてしまう訳ですが。
鑑賞したのは、どうしても観たかった藤沢周平原作の映画『山桜』(東京テアトル・配給)。監督が、これまで観た作品が比較的好感触だった篠原哲雄で、主演が田中麗奈と東山紀之と来たら、なかなか悪くない作品に仕上がっているのでは、と期待していたのですが、見事でした。膨らまし方は想像通りだったものの、その丁寧さが出色。やー、久々にいい時代劇を観た。
このあと、状況次第で用足しにも行くつもりでしたが、朝方とまるで変わりなかったので、大人しく帰宅。……世間的には豪雨で悩まされていた１日でしたが、私が外出していた時間帯、行動範囲内ではほとんど降っていなかったようで、何とも釈然としない気分を味わったのでした……
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