“闇の騎士”再臨。

　週末恒例の映画鑑賞。ほんとーは懸案が片づいて心置きなく鑑賞したかったところですが、諸般事情から終了がずれ込んだため、むしろ心残りを作らないために劇場へと駆けつけました。訪れたのは何と今年に入ってから21回目となるTOHOシネマズ西新井。とにかくバイクを無料で駐められるスペースがあるというのがありがたい。

　鑑賞したのは、クリストファー・ノーラン監督＆クリスチャン・ベール主演による新生バットマン待望の２作目にして、今年はじめに急逝したヒース・レジャーが最後に撮影を完遂させ、その鬼気迫る演技が話題を博し、現在アメリカでの興行記録を次々に塗り替えている大ヒット作『ダークナイト』(Warner Bros.・配給)。もう世評だけでも不安は皆無だったので遠慮なく期待を募らせていましたが、それさえも上回る大傑作でした。今年は個人的なベスト作品は『ノーカントリー』で終わるかと思っていましたが、確実にこっちが一歩上回ってます。

　鑑賞後は行きつけの蕎麦屋に立ち寄り、そのまま帰宅――当初は本を探しにちょこっと足を伸ばすつもりでしたが、映画の衝撃があまりに大きく、余韻に浸りたいがために取りやめにしました。やー、本当に凄かった。あまりに凄くて、感想を書くのに夢中になるあまり、『鉄腕バーディー DECODE』をリアルタイムで観るのをすっきり忘れてしまったりして。