本日のお買い物

  1. レイ・ブラッドベリ[文]/マデリン・ゲキエア[絵]/北山克彦[訳]『夜のスイッチ』(晶文社) [bk1amazon]
  2. 天沢退二郎『光車よ、まわれ!』(ピュアフル文庫JIVE) [bk1amazon]
  3. 田中芳樹タイタニア1 疾風篇』(講談社文庫/講談社) [bk1amazon]
  4. 松本清張松本清張短編全集01 西郷札』(光文社文庫光文社) [bk1amazon]
  5. 室生犀星東雅夫[編]『文豪怪談傑作選 室生犀星童子』(ちくま文庫筑摩書房) [bk1amazon]
  6. 森生まさみ『コンクリート・ノイズ』(白泉社文庫/白泉社) [bk1amazon]

 1はブラッドベリの文章による絵本。内容も知らずに予約したのですが、さすがにこういう叙情的な空気を作りだす技は見事です。2は高い支持を集めていた伝説のジュヴナイル、2004年にいちど復刊されましたが、ふたたび文庫として復活したもの。復刻当時は購入できなかったので、この機に買ってみました。

 3は間もなくアニメ版が始まるのに先駆けて文庫収録……しかし、結局続きは出ないんかね、これ。4は生誕百周年記念企画とのこと。よそでも傑作選は出てるのに、と思ったら、最盛期に著者自らが選んだ短編集がカッパ・ノベルスから出版されており、それを文庫化したものらしい。ならちょっと意義は異なる。全11巻。5は文豪怪談、とりあえずの最終巻。

 6はp100クラスの、漫画では中篇規模になる作品を集めたもの。この人はハイテンションの長篇ラヴコメも優秀ですが、このくらいのサイズの話に秀作が多いのです。パニックものの表題作にSFスリラーの『7人目は笑う』、恋愛物の古めかしい要素に細かくひねりを加えて王道に持ってくるという荒技『起死回生のマリア』、思い込みの激しい男の右往左往を描いた『アンラッキー・ショウ』、ところどころ強引な部分もありますがおしなべてレベルは高い。個人的にもっと読まれて欲しい漫画家だと思っているので、こういう風に読み切りメインの作品集が文庫で出るのは喜ばしい。

コメント

  1. 冬野 より:

    タイタニアはEXノベルスで買ってませんでしたっけ? お金の無駄かと。

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