『ヴォイス〜命なき者の声〜』#01

 珍しく二期続けて月9ドラマを観る私。前期は堀北真希目当てでしたが、今回はテーマに惹かれたのです。月9で法医学よ法医学。

 医学生の加地は当初、心臓外科学ゼミを志望していたが、何故か法医学ゼミに編入されていた。教授の佐川に詰問すると、わざわざ理由を訊ねに来る、そこが法医学に向いている、と言われる。困惑しながらも受講をはじめた矢先に、上から者を落とされて死亡した人物の解剖に立ち会わされた。頭上から者が落下した、というわりには額が陥没骨折していたことを訝った加地は、同級生たちを誘って直接現場を見に行く……

 現場しか知らない人はともかく、研究者ほど法医学の重要性は認識していそうなので、研究者達の軽視した発言はちょっと引っ掛かるんですが、まあそこはさておき。

 法医学というのが突き詰めれば屍体の状態から死の原因を突き止める謎解きですから、ミステリ風になるのは当然。でもさすがにこの学生達はちょっと動きすぎという気がします。警察とか他の講師がもっと本気で止めるだろ。あの教授は勝手にさせそうですが。

 肝心の死の謎も、条件からすぐにおおよその察しはつくものなので、これで活躍とされるのはなー、と思っていたら、ちゃんと納得のいくオチをつけてました。しかしそれでも、学生達が終盤で訪ねる先が事情を知らないのは変ですし、またそれならそれで警察のリアクションも必要だったような。

 とまあ、細部は色々引っ掛かるんですが、学生や講師陣の肉付けとか語り口はなかなかいいし、学生達の行動はともかく基本的な姿勢は間違っていない印象なので、視聴継続いたします。

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